ごあいさつ
小学校教師として28年間、高学年の担任を中心にしてきて、やっと1年生の担任を持った時に、初めて発達障害を持つ子に出会いました。その頃は、まだ発達障害という言葉もなく、どう対応するのか全く分からないまま試行錯誤を重ねて、その中でも楽しく過ごしていたのですが、結局その子は病院を受診し、服薬をはじめたその結果、本来のその子の姿と変わってしまいました。
その出会いがきっかけとなり、「教育の力で何とかしたい」と専門的に勉強を始めました。知れば知るほど奥の深さに驚き、「もっと学ばなくては」との思いが強くなり、退職しました。
その後、新規採用職員の指導教員、教育委員会にて巡回相談員をしながら、勉強を続け、学校心理士、特別支援教育士、上級教育カウンセラー、ガイダンスカウンセラー、心理検査士を取得(現在は、心理検査士のみ更新)しました。
その後、講師として特別支援学級担任、言葉の教室を担当し、たくさんの発達障害の子ども達とかかわってきました。
また、東金市の「子どもと親の相談員」をさせて頂く中で、保護者から「学級の中に溶け込めず、子ども達の居る場所がない」との現状を聞き、特性を理解し、個々に合わせた支援を提供できる場が必要であると思い、特定非営利活動法人基本塾を立ち上げました。放課後等デイサービス、児童発達支援として東金市松之郷に第一事業所「基本塾優遊」、東金市日吉台に第二事業所「基本塾優遊日吉台」、また同じ日吉台に相談支援事業である第三事業所「基本塾サポートプラン」を開所してきました。
子ども達の20年後の姿を常に思い、「小さな、できた!!」の積み重ねから社会性の基本を身につけ、社会で自立していけるように、基本塾も子ども達と一緒に成長、発展してまいります。